優柔不断な人は、スーパーで買い物してはいけません!
なぜなら、行けば行くほど本人がダメージを負うからです。
- 迷っている時間はすべて損
- 迷うともっと優柔不断になる
例えば、同じコーナーを5回も6回も通過して、そのたびに買うかどうかを迷っている人は、それだけの時間をムダにしています。
そしてなんと、意思決定を迷うとそれが「自己暗示」となり、さらに優柔不断になってしまうのです!
詳しくはこの後解説しますね。
本記事では、優柔不断を改善できる「先取(さきどり)トレーニング」をご紹介します。
優柔不断は訓練で直せますよ!
目次
優柔不断を直すにはどうしたらいいのか?
まずは、優柔不断の直し方について説明しますね。
考え方を変えるだけでは足りない
優柔不断を直すには訓練が必要です。
例えば、身体的なクセ(鼻をすする、爪を噛む、髪を触るなど)はなかなか直せませんよね。
優柔不断もクセのようなものです。
それも、目に見えない思考習慣です。
優柔不断と目に見える身体的なクセでは、どちらの方が直しづらいでしょうか?
おそらく、Yahoo知恵袋の回答にあるような「こう考えたらいいよ」だけでは足りないと思います。
決断力を鍛えよう
決断力と筋肉はとても似ています。
筋トレすれば、いずれ重かったダンベルを軽々と持ち上げたり、もっと重いダンベルに挑戦したりできますよね。
決断力も同じです。鍛えることで、小さなことなら軽々と、大きいことでもしっかりと決められるようになります。
逆に意思決定を避けてばかりいると、これはベッドから出ない自堕落な生活と同じですから、どんどん優柔不断になってしまうのです。
誰でも決断マッチョになれる!
鍛えれば、10日かけて決めていたことをわずか1時間で決められるようになります。
極めれば10秒で決めることも可能です。
このあとは、決断力を肥大化させるためのトレーニング方法をご紹介します。
訓練すれば、どんな場面でもスパッと決められるようになりますよ!
優柔不断を直すトレーニング方法
ここからは、決断力を鍛える「先取トレーニング」について解説していきます。
すべての行動は「自己暗示」になっている
先取トレーニングについて解説する前に、改めて「優柔不断の原因」に触れますね。
これから1つ質問をするので、自分の過去を振り返ってみてください。
意思決定と向き合えているかチェック!
Q:あなたは知人から「ねぇ、何食べたい?」と聞かれた時、いつもどう答えていますか?
(A)パスタがいい
(B)なんでもいい
優柔不断
相手に決めさせてあげたいし、本当に「なんでもいい」からBかな。
やはり、優柔不断な人ほど「なんでもいい」と答えます。
でも実は、「なんでもいい」と答えるから優柔不断になっていくのです!
国内で有名なセラピスト、石井裕之さんの著書『「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法』の付属CDで、彼はこのように述べています。
『普段の生活が変わらないと、その人は変わらない。自分の行動のすべてが暗示になっている』
- 歩き方
- 食べ方
- 何を食べているか
- どういう人と付き合っているか
- どんな本を読んでいるか
- 何のテレビを見ているのか
- 何時に寝るのか
- コンビニで最初に何を買うのか
石井裕之さんは「人に影響され過ぎてしまう」と悩む女の子に対して次のようにアドバイスしました。
「いつでもいい、何でもいい(と答える代わりに)、1週間、あえて何か提案してください」
そして女の子は、次のセッションでこう答えたそうです。
自信が出てきました!
意見を言えるようになりました!
つまり、優柔不断を克服できたそうです。
続きは『「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法』をどうぞ。おすすめです!
決断力を鍛える「先取トレーニング」
それでは、優柔不断を克服するのに役立つ「先取トレーニング」をご紹介します。
- 先に「コレ」と決める
- 基本的には最初の決定に従う
- もっと良いアイデアに変更してもいい
詳しく解説しますね。
ステップ1:先に「コレ」と決める
「なんでもいいよ」ではなく、パスタでもラーメンでもいいので先に「コレ」と決める。
あるいはスーパーに行く前に「総菜のオムライスを買う」と決めて、それを買う。
このように、吟味する前に意思決定することで、決断力を鍛えることができます。
コイントスでもなんでもいいので、考える前に決めましょう。
ステップ2:基本的には最初の決定に従う
もしかしたらあなたは、
先に決めるなんて、あとで後悔しそう…
と思うかもしれませんね。
でもこれはトレーニングですから、後悔していいのです。
もし後悔しても、あなたは自分に「イメージしたことは実現する」と教えられます。
さらに悩む時間をすべてカットできます。
これらは大きなメリットだと思いませんか?
そういう訳で、よく考えずに決めたことを、実行してください。
そうすれば優柔不断を克服できますよ!
ステップ3:もっと良いアイデアに変更してもいい
とはいえ、最初の決定にこだわる必要はありません。
知人に「え~、パスタ?」と言われたら「じゃあ、何がいい?」と聞き返せばいいのです。
↑先ほど紹介した本の付属CDで石井裕之さんが言っていました。
あるいは「オムライスを買う」なのに「やっぱり幕の内弁当!」でもOKです。
ただし、少しでも悩むなら最初の決定に従いましょう。
なぜ先取トレーニングで優柔不断は直るのか?
この訓練で暗示を更新できるからです。
さらに、この訓練を通じて重要な気づきを2つ得られます。
気づき1:何を選んでも「大差ない」
実は何を選ぶかより、選んだ後にどうするかのほうが重要なんですね。
例えば恋人と外食するとき、優柔不断な人は「どこで食べる?」と悪気なく相手に聞きますよね。
気を遣っているつもりかもしれませんが、毎回これでは相手が負担に感じます。
こういう時こそ先取トレーニングで行動してみてください。
「自分は鳥貴族がいいと思ったけど、何食べたい?」
すると、相手も気兼ねなく意見を言えます。
相手に合わせるよりも2人で選ぶほうが、もっと楽しいデートになりますよ。
気づき2:「どう正解にするか」で“自由になれる”と気づく
優柔不断な人を励ますためか、次のような肯定的な意見を述べる人がいます。
優柔不断は深く考えられるということだから、悪い事ではないさ。
一理ある意見ですが、リーダーとしては0点です。
パン
ぼくは昔、現場仕事でリーダーを務めていました。作業メンバーに不安と不満を与える原因は「自信のない指示」です。
実は「出した指示をどう正解にしていくか」がチームを動かすコツです。うまくやってくれた人にお礼を伝えると、チームの雰囲気がどんどん良くなっていきます。
深く考える力は、選んだ後に注ぐべきだとは思いませんか?
選んだことを正解にするにはどうしたらいいかな?
面白い考え方を1つ紹介しましょう。
選ぶ前は「悩み」でしかないのに、選んだ後の熟考は「ゲーム」に変わります!
つまり、選んだ後を重視できる人は、選択の苦しみから自由になれるのです。
先取トレーニングで優柔不断を克服すれば、人生がもっと楽しくなりますよ!
他人の優柔不断を直すには?
家族・友人・恋人が優柔不断で困っている、という人も中にはいらっしゃると思います。
結論から言うと、一緒に訓練してもらいましょう。
偏見かもしれませんが、優柔不断を自覚しながら「このままでいい」と思っている人はいないと思います。
まずは相手に「いつも丸投げされて困っている」と伝えてみてください。
そのうえで先取トレーニングを紹介すれば「やってみようかな」と思うはず。
結局のところ、相手は「悪気なく」あなたに判断を委ねているだけです。
なので、困っていると伝えるだけでも変化が期待できますよ。
それでも改善しない場合は、先取トレーニングを紹介してみてくださいね。
まとめ:「あえて選ぶ」と決断力がムキムキに!
- 日々の小さな選択が自己暗示になっている
- 「先取トレーニング」で決断力を鍛えよう
- ①なんでもいいから先に決める
- ②最初の決定に従う
- ③悩まないなら決定を変えてもいい
悩む時間が長いほど、自信はどんどんなくなります。
ですから、本記事で紹介した「先取トレーニング」を実践してみてください。
すぐに決められるようになります。
自信をつけるキッカケにもなります。
石井裕之さんの本もおすすめです。ぜひ読んでみてください!
今回は以上です。