高圧的な上司って人格が破綻していると思いませんか?
パン
ぼくも上司の立場を経験しています。当時は「あの上司のようには絶対になるまい」と思っていました。
その結果月収が3倍になったのですが、その過程で高圧的な態度にはワケがあることがわかりました。
ズバリ言うと、高圧的な態度は人を動かすためのテクニックなんです!
本記事では、
- 上司が高圧的な態度を取る理由
- 上司の態度を改めさせる方法
をご紹介します。
本記事の内容を実践すれば、あのクソむかつく上司が温和になるはずです!
目次
上司が高圧的になる理由
上司が高圧的になる理由はいくつかあります。
その1つは「テクニック」です。
さっそく解説しますね。
理由1:職場をコントロールしやすい
高圧的だと職場をコントロールしやすいです。
例えば、学校の朝のHRを想像してみてください。
先生が「みんな、ちょっと聞いて!」と言っているのに、生徒は騒ぎ続けています。
あなたが先生ならどうしますか?
教壇を
バーン!
とぶっ叩いて、一旦黙らせてから普通にHRを始めるのはどうでしょうか。
生徒や部下は羊の群れと同じです。
1匹ずつ説得して回るより、萎縮させて全体をコントロールするほうがずっと楽なんです。
実際、下の者は「高圧的な上司」の機嫌を損ねないように動いてくれます。
とどのつまり、仕事に集中させるために厳しく接するということです。
ただし、二流以下のテクニック
効果はありますが、見逃せない欠点もあります。
ズバリ、部下がミスを誤魔化すことです。
怒られたくないですし、みんな「責任はあのクソ上司に負わせればいい」と思っています。
そのため、後になって「ミスが発覚!」となりやすいです。これでは怒った上司がますます高圧的になります。
理由2:「自己奉仕バイアス」に囚われている
上司
あー、もう、またミスしたのかお前は!
高圧的な上司の多くは「自己奉仕バイアス」に囚われています。
自己奉仕バイアスとは
自己奉仕バイアスとは、成功すると「自分の実力」と感じ、失敗すると「外的要因のせい」と感じる心理のことです。
例えば、あなたの同僚Aが発注数を間違えたとしましょう。あなたは以前から「Aは使えないヤツ」と思っています。
あなたはきっと「間違えたのはAの注意不足」と考えるでしょう。
後日、あなたも発注数を間違えました。このときに思うのは「多忙だったから」もしくは「発注数の変更をAが周知しなかったから」です。
先ほどとは違い、自分が間違えたときは「自分のせいではない」と考えます。
これが自己奉仕バイアスです。人は自分に都合の良い解釈をする傾向があるということですね。
高圧的でいられる理由「棚上げ」
高圧的な上司は、部下が問題なく仕事しても褒めませんよね。むしろ「どこかで失敗するだろう」と疑いながら部下と接するかもしれません。
こういう上司は部下の些細なミスには強く責めるくせに、自分のミスには寛容です。笑うだけで反省しません。いわゆる「棚上げ」というやつですね。
これが高圧的な上司の正体ではないでしょうか。ぜひあなたの身近な上司と比べてみてくださいね。
理由3:自分の権力にあぐらをかいている
上司という立場にいい気になっていると高圧的になりやすいです。
相手に一方的に気を遣わせるのが気持ちいいのでしょう。
ですが、高圧的でいられるのは「権力に屈する人」が相手のときだけです。
上司
(こいつならマウントをとっても大丈夫だな)
このように思われてしまった部下だけがパワハラのような扱いを受けます。
つまり羊に見られているということです。
実のところ、オオカミが相手だと高圧的な態度が引っ込みます。
なぜなら、返り討ちにあうかもしれないからです。
- 雄弁な人
- 人脈が広い人
- 格闘技をやっている人
- 噛みついてくる人
例えるなら、学校の先生がヤンキーに注意できないようなものです。
反撃しない羊は狙われやすい
オオカミが相手だと気を遣わされてストレスです。
だからこそ、反撃してこない羊にこのストレスをぶつけたくなります。
- 反論がヘタな人
- 孤立している人
- ひ弱な人
- やさしい人
羊をボコボコにすれば「やはりオレは強い!」と安心できるようです。
理由4:負けん気を期待している
上司
厳しくしないと人は成長しない!
このように「仕事に本気なら負けん気を発揮するはずだ!」と考える上司は多いです。
職人に多く見られる考え方ですね。
逆効果なことを知らない
褒められて伸びるタイプもいれば、なにくそ根性で伸びるタイプもいます。
高圧的な上司はなにくそ根性で伸びるタイプなのでしょう。
ですが、部下もそうとは限りません。ネットで検索すると「高圧的な上司に悩んでいる人」が星の数ほどいることがわかります。
この事実を知らない上司は「よかれ」と思って高圧的な態度を取っている可能性があります。
理由5:自分の役割をわかっていない
計画重視な上司ほど部下を無能扱いしやすいです。
実際、先を考えながら動けない部下への評価はとても低いです。
上司
無能な部下ばかりで困る。
部下に恵まれなかったな…
ですがこの場合、本当の無能はこの上司です。
なぜなら、その程度の能力で許されるのが「平社員」という立場だからです。
「役割の違い」を知らない可能性
上司と部下の仕事はまったく違います。
校長先生と一般教員くらい違います。
上司の役割は「平社員」を使って成果を出すことであり、それができる人が「普通の上司」なんですね。
上司はチームの成果を上げるために「上司」という立場と権限を任されています。
なので、もし成果が上がらないなら、人をうまく使えない上司が無能なんです。
部下は少ない権限と資源の中で、やれることをやっているに過ぎません。
そのことに気づかない、つまり「部下ができないのは部下のせい」と思っている上司は、残念なことに「私くらいちゃんとやれ」と思うだけで、ちっとも助けようとしません。
上司の役割について詳しく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです!
高圧的な上司が職場から消えない理由とは?
高圧的な上司は職場から消えてほしいですよね。
でも高圧的な態度は職場をコントロールするためのテクニックです。
しかも、高圧的だとチームの生産性が落ちるので、上司の有能ぶりが目立つんですね。
これが「高圧的な上司が多い理由」と「高圧的な上司が職場から消えない理由」になります。
残念ながら、会社にとってその上司は「必要な存在」なんです。
上司の態度を変えるにはどうしたらいいのか?
結論から言うと、上司よりも「大きな存在」になれば、高圧的な態度をやめさせられます。
あなたが「オオカミ」になればいい!
ということで、ここから先は対処法を4つご紹介します。
絶対に押さえるべきコツ「萎縮しない」
高圧的な態度をやめさせるには、あなたが「オオカミ」になる必要があります。
- 常に堂々としている
- 積極的に意見を言う
- 熱意を持って仕事している
- 筋が通っていない時は反論する
パン
漫画『サラリーマン金太郎』の矢島金太郎(主人公)が良い例ですね笑
漫画ではすべての高圧的な上司が金太郎を前にタジタジになるか、心を入れ替えて良い人キャラになります!
ポイントは「絶対に萎縮しないこと」です。
萎縮すると自ら「羊」に成り下がります。
上司
(すぐ押し黙るから命令しやすいな)
こんな風に思われていたらイヤですよね。
これからご紹介する対処法のどれを実行するにしても、あなたは常に胸を張って堂々としてください!
対処法1:心の中で「好きです」と唱える
1番おすすめの対処法は、その上司のことを好きになることです。
好意を寄せてくれる相手に高圧的な態度を取れる人はいません!
パン
昔、高圧的な上司を意識して好きになったら、その上司はぼくを怒らなくなりました!
そのときのエピソードはこちらの記事で紹介しています。
対処法2:心の中で「気持ちいい」と唱える
これは日本屈指の実業家である斎藤一人さんがおすすめしていた方法です。
高圧的な態度に遭遇したら、毎回「気持ちいい」と思ってみてください。
「これはこれで、悪くない」のように感じ方が変わってきます。
あなたが上司の高圧的な態度を許せば、問題ではなくなりますよね。
それに「気持ちいい」なら萎縮せずに済みます。そうは思いませんか?
対処法3:反撃する
「実はオオカミ」と上司に思わせるのが最も効果的です。
高圧的な言い方をされたときにサラリーマン金太郎のように「あぁ?」や「はぁ?」とメンチを切って上司が一歩下がったらあなたの勝ち。
部下
そのような言い方をされますと、こちらとしても対応いたしかねます。
ゴールは議論に勝つことではなく、なめられないようにすることです。
これだけであなたは羊リストから外されますよ!
いやー、反撃できる自信がないですね…
そういう方のために別のアプローチを用意しています。
ぜひこちらの記事も読んでみてください。
対処法4:上司の上司に相談する
上司の上司(あるいは社長)に相談すると解決するかもしれません。
社長
お前の態度はどうなんだ。苦情が上がってきてるぞ。
問題の上司がテクニックとして高圧的な態度を取っているなら「この方法はダメなのね」と速攻で修正してくれます。
人格に問題がある場合でも、自分の上司から指摘されたら修正せざるを得ないので、多少は控えてくれるはずです。
いずれにせよ、上司の態度を上にチクった後も堂々としていてください。
なぜなら、自分の上司を飛び越えて相談することは上司のメンツを潰す行為だからです。「あなた(上司)では解決できない」と暗に言っているわけです。
つまり問題の上司が「私に非がある」と「こいつの仕業か」のどちらになるのかは、あなたの態度次第ということです。
まとめ:高圧的な態度を封じる方法は「なめられない」こと
- 高圧的な態度はテクニックの1つ
- 高圧的な態度を取られるのは「なめられている」から
- 萎縮しない。胸を張って堂々とすること
- 4つの対処法を紹介
とにかく、高圧的な上司よりも「大きな存在」になってください。
そうすれば、問題の上司はあなたを避けるか、対等な存在として扱ってくれるようになります。
難しいと感じるかもしれませんが、すべてはあなたの心持ち次第です。
もしまだ新人で本記事の実践が難しいという方は、こちらの記事がおすすめです。
簡単にできるテクニックを一挙公開しています。
ぜひ読んでみてください!
今回は以上です。