ある日の営業中、お客さんのお宅で「家」のことで盛り上がりました。
あなたも家を建てた経緯を自慢げに話せたらうれしいですよね?
そのお客さんも喜んで話をしてくれました。
後日、そのことを管理部の部長に伝えたらギョッとした顔で
部長
そんな失礼なこと聞いてるの?!
と驚かれてしまいました。
相続や頭金について質問するのは失礼だそうです。
あなたはどう思いますか?
確かに、初対面の人に「金額」を訪ねるのはNGというのが一般常識でしょう。
「失礼な質問」は他にもあります。
例えば、女性に「年齢」や「体重」を訪ねてはいけないとあなたも誰かから教わったのではありませんか?
あるいは、はじめて会った女性に「今日のパンツは何色ですか?」と聞いたらどうなるでしょうか。マズイですよね。
パン
ですが、あえて「そんな常識クソ食らえ!」と主張するのが本記事です。
コミュニケーションに関する本を何十冊も読破し、徹底的に調べました。その結果、失礼なのは質問の「中身」ではなく、質問の「仕方」だと学んだのでシェアしますね。
もしあなたが「触れてはいけない話題があると思うとかえって緊張してしまう」と気づいているなら、本記事はあなたにうってつけです!
本記事を最後まで読めば、あなたは「人たらし」になれます。上司にすごく気に入られたり、売りたいものが売れたり、異性との恋の駆け引きが有利になったり、いいことづくめですよ!
パン
あなたを【手取り年収500万】にするために本ブログを運営しています。月42万の手取りはイイと思いませんか?(^^)
目次
大前提:失礼な質問など存在しない
まずは「失礼な質問など存在しない」と主張するワケを解説しますね。
「ない」と思ったほうが会話上手になれる
冒頭でも書きましたが、初対面の人に「今日のパンツは何色ですか?」と聞くのはどう考えても失礼ですよね。
それなのに「失礼な質問など存在しない」なんて変ですが、実のところ矛盾はしていません。
考えてもみてください。相手が初対面の人ではなく恋人なら、怒るどころか面白い冗談として受け取られると思いませんか?
恋人
(パンツ何色?)←アハハ!何それ笑!
「失礼な質問は避けなければ」と思っていると、してもいい質問が限られるので相手と深い関係になりづらいです。
実際、「どこまで突っ込んで聞いていいのか」と考えて無難な会話しかできない人はとても多いようです。
ではどうしたらいいのか?
ポイントは「相手との関係性」にあります。
質問が失礼になるかどうかは「関係性」次第
「初対面で」という前提条件を無視すれば、聞いてはいけない質問なんてないことがわかります。
例えば女性に「脚キレイだね」とか「腰細いね」とかセクハラ発言をしたとして、これがセクハラになるか褒め言葉になるかはその女性との関係性次第ですよね。
もちろん初対面で、しかも何の工夫もなくこんなことを言えば警察署に駆け込まれるに違いありません。
何が言いたいかと言うと、質問が失礼になるかどうかは「関係性」の問題なんです。関係が深くなるほど、あなたの質問から「失礼」が消えるのです!
つまり、あなたはまず最初に「仲良くなる」ことを目指すべきなんです!
初対面の人に聞いてはいけない質問とは?
では、初対面だと「失礼な質問だらけ」になるのでしょうか?
実は違います。一般常識では失礼とされる質問でもセーフになるケースはたくさんあります(実例はこのあと紹介します)。それは相手との共通点がたくさんあったり、本記事でご紹介するテクニックを使ったりした場合ですね。
逆に、こちらに対してネガティブな印象を相手に抱かれると、普通の質問ですら「失礼な質問」になったりします。
パン
ぼくも初対面のお客さまに「お子さんはおいくつですか?」と尋ねたらムッとして答えてくれなかった経験があります。
これは何の工夫もせずに聞いたぼくのミスです。
質問が失礼になるのは「伝え方」の問題
ここからは具体的にどうすれば失礼なく質問できるのかについてお話ししていきます。
ですがその前に、初対面の人に「失礼な質問」をしたのに喜ばれた実例を2つ紹介させてください。もう一度言いますが、どちらのケースも初対面です。
実例の後に、その中で使っていたテクニックを解説しますね。
ケース1:女性に年齢を聞いたら喜ばれた!
とある小さなイベント会場でティッシュを配りながら客引きをしていたときの話です。
オシャレなコートを着た感じの良いおばさんが立ち止まって話を聞いてくれたのでいくつか質問しました。
ぼく「おしゃれでステキですね~!この辺に住んでいらっしゃるんですか?」
おばさん
そうですよ。この近くの施設で暮らしています。
ぼく「え!施設ですか!健康そうに見えますが、どこか悪いんですか?!」
おばさん
いいえ、もう年ですから。
ぼく「あっそうなんですね!失礼ですがおいくつぐらいなんですか?」
おばさん
今年で96になりました。
ぼく「ええぇぇ!!!96歳ぃぃ?!!ぜんっぜん見えません!本当ですか!?」
と、こんな具合に話が進みました。
腰は曲がっていませんでしたし、少しも違和感なく普通に会話していたので、まさか96歳だとは思いませんでしたね。
話を戻しますが、このおばさん、もとい「おばあちゃん」にとって、年齢はある意味「自慢」なのだと思います。実際、うれしそうに教えてくれました。
見た目は若い。でも実年齢は100に近い。そのギャップが自慢!
このおばあちゃんに限らず、見た目と実年齢が良い意味でギャップがある女性は「年齢を聞いてほしい」と思っているのではないでしょうか。
であるならば、常識にとらわれて年齢を聞かないなんてナンセンスです!
ケース2:初対面の人に「いくらですか?」と聞いたら喜ばれた!
営業でとある集合住宅に訪問したときの話です。
おじいさんに案内されて部屋に入ったらオシャレな暖炉型ファンヒーターがありました。
↓こういうやつです。
ぼく「うわー!オシャレですね!これ何ですか?!」
お爺さん
ああこれ?これはファンヒーターです。水蒸気に光が当たって炎を演出しているんですよ。
ぼく「えー!これ本物の火じゃないんですか?!いいですね~!温かいけど安全で、何よりオシャレです!お買いになられたんですか?」
お爺さん
近くのショッピングモールで買ったんだ。実家に暖炉があって、思い出に耽りたくて…
(実家での思い出話を聞く)
ぼく「そうだったんですね~…ところで、失礼ですがコレ、高かったんじゃないですか?」
お爺さん
まあ、けっこうしたかな。
ぼく「そうですよね!見るからに高そうです!ちなみに失礼ですが…おいくらですか?」
お爺さん
30万笑
ぼく「えぇー!そうなんですか?!でも確かにすごく惹かれました!良い買い物をされましたね!」
と、こんな具合に話が進みました。このおじいさん、何度も「ありがと!ありがと!」と頭をヘコヘコと上下させながらお礼を言っていました。
「失礼な質問」なんて意識するな!
あなたは失礼な質問をして後悔した経験はありませんか?
例えば、相手の持ち物を見て「いくらだったんですか?」と聞いて相手がはぐらかしたら、なんとなく「失礼なことを聞いちゃったかな…」と思いますよね。
繰り返しになりますが、質問をして相手が失礼と思うかどうかは、あなたとの関係性によります。
それなのに「こんなことを聞いたら失礼かな…」と考えていたら?
相手との距離がまだまだあるということではないでしょうか。
だからこそ「失礼な質問かどうか」を気にするより、「どうしたら相手ともっと仲良くなれるか」に集中したほうが良いと思います。
仲良くなればなるほど「聞いてはいけないこと」なんてなくなりますから!
意識しなさ過ぎて相手がムッとしたら
「何を聞いてもOK」が本記事の主張ですが、だからといって「無配慮でもOK」ではない点にご注意ください。
具体的なテクニックはこのあとにご紹介しますが、もし相手がムッとしたら、それは次の2つを意味します。
- まだ相手と心理的な距離がある証拠
- 質問前のちょっとした一工夫が足りなかった
これらのサインを確認したら、やってしまった後に「今の質問は失礼でしたね。すみません」と言えば万事OKです。
質問から失礼をなくすちょっとしたテクニック
最後に、具体的な方法を4つご紹介しますね。
- 前置き「失礼ですが」を必ず言う
- 答えやすい質問から始める
- オーバーなくらいリアクションしてから質問する
- 自分のことを話してから質問する
テクニックに目を通してから先ほどお伝えした2つの実例を読むと、理解がグッと深まると思いますよ!
方法1:前置き「失礼ですが」を必ず言う
相手のプライベートについて尋ねる時は、最初に「失礼ですが」と前置きしましょう。
不思議なことに、最初に「失礼ですが」と言うだけで大抵の「失礼な質問」は失礼ではなくなります。
失礼ですが、おいくつですか?
「失礼ですが、あなたとの仲を深めるためには必要な情報ですので」と言われているような気がしませんか?
方法2:答えやすい質問から始める
誰もが自慢したいと思っています。とりわけ「買い物」は自慢しやすいネタの筆頭です。
にもかかわらず、相手に「いくらですか?」と尋ねるとはぐらかされたりします。なぜでしょうか?
失礼な質問は大抵、答えづらいものです。なぜなら、聞かれた相手はこう考えるからです。
(「いくら」と答えれば心証が良いのかな?)
つまり、答えることにリスクがある質問はすべて「失礼な質問」になるわけです。
金額を言う=あなたに「思ったよりも安物なんですね」と思われるかもしれない
そこで実践して欲しいのが「答えやすい質問から始める」です。もう少し厳密に言うと「相手に前フリの機会を与える」ですね。
例えば「いくらですか?」と聞く前に「高かったのではありませんか?」と1クッション置きましょう。
これなら「高かった」「安かった」「そうでもない」など答えられますよね。これが前フリになるんです。
1つ例を挙げますね。
そのセーターいくらだったの?
ぼくが今まさに来ている黒のセーターは新品ですが安く買えました。
このセーターを使って「自慢話」を引き出してみましょう。
いきなり「そのセーターいくらだったの?」と聞いてはいけません。こちらもせっかくインパクトのある答えを用意していますから、前フリの1つくらいさせて欲しい!
あなた「そのセーター似合ってますね!高かったんじゃないですか?」
パン
え、そうですか?ありがとうございます!でもびっくりするほど安かったですよ。
あなた「安かったんですね。ちなみに失礼ですが…いくらだったんですか?」
パン
100円です笑
本当の話です。
あなた「似合ってて、新品なのに、たったの100円!!」
あなた「すごく買い物上手ですね!!」
とリアクションできたら相手の気分はグググっと上がりますよね。
失礼な質問も、順番を工夫すれば「褒め言葉」になるんです!
方法3:オーバーなくらいリアクションしてから質問する
あなたは「ええぇぇ!!!」と驚いてから質問していますか?
「おいくつですか?」と豆腐のように平坦かつ淡泊なノリで聞いても会話は盛り上がりません。相手は恥部をさらしただけで答え損。まさしく失礼な質問です。
一方、驚愕してから質問すれば意味合いは大きく変わります。「興味津々でつい聞いてしまいました!!」となりますから、相手も悪い気はしません。
「失礼な質問だとわかっていますが!それでも!どーしても!聞きたいんです!!」というノリですね。これで失礼は消滅します。
むしろ「そこまで興味を持ってもらえてうれしい」と相手は思ってくれると思いますよ。
方法4:自分のことを話してから質問する
先に自分の恥部をさらけ出すのも効果的です。いわゆる「自己開示」ですね。
こちらが先に答えると相手は安心します。というのは、相手の「コレを言ったらどう思われるだろう」という不安を取り除いてあげられるからです。
例えば「投資でいくら損したの?」より「自分は投資で300万円損しました。あなたはどうでしたか?」と聞かれたほうが、ずっと答えやすいですよね。
しかも、けっこう簡単に応用できます。
このお店に来るのは初めてですが、あなたは来たことがありますか?
この味けっこう好きだな。あなたはどう思う?
フレンチなんて食べないからわからないんだけど、これ何ていう料理か知ってる?
といった具合ですね。先に自分のことを話せば、相手は「ここまで言ってもいいんだ」「知らなくてもいいんだ」という許可を貰えたような気持ちになります。
相手にだけ恥部をさらけ出させようとするから「失礼な質問」になるのです。先に自分がさらけ出せば、相手もさらけ出せます。そうは思いませんか?
まとめ:上手に質問すれば失礼でなくなる!
- 質問の中身ではなく「聞き方」が問題
- 1:「失礼ですが」と言う
- 2:答えやすい質問から聞く
- 3:興味津々に聞く
- 4:自己開示してから聞く
本記事で紹介したテクニックを実践してみてください。
相手の心のドアが徐々に、あるいは一気に開くはずです!
それと、質問を選ぶのではなく「仲良くなる」ことを目指してください。そのほうがずっと活き活きとした会話になるはずです。
本記事を「面白い」と感じた方は、ぜひ他の記事も読んでみてくださいね!
今回は以上です。