仕事がもっと楽しくなる改善点の見つけ方【鍵はボトルネック】

7 min

職場でもっと評価されたいと思いませんか?

あなたの有能さを示す1番手っ取り早い方法は「改善提案」です。なぜなら的を射た発言は「有能」と思われるからです。

でも改善提案って思いつかないですよね。あなたも時間をかけたのにアイデアが出なかった経験はありませんか?

そこで今回は、改善点がすぐに見つかるフレームワークをご紹介します。

  1. シンプルで、
  2. 真っ先に改善すべき点が見つかり、
  3. しかも簡単に改善できる!

という、すごいやつです。

このフレームワークは本当に使えます!

その証拠に、ぼくは入社3カ月で別会社に引き抜かれて、給料がいきなり2倍になりました。熱意と能力があるように見えたからでしょう。

本記事を読めば、仕事のどこが問題で、どう改善すべきかがわかるようになるはずです!

パン

パン

あなたを【手取り年収500万】にするために本ブログを運営しています。月42万の手取りはイイと思いませんか?(^^)

改善提案が思いつかない原因とは

まずは仕事で的を射た発言をするためのポイントについて言及しますね。

改善提案が思いつかない原因は2つあると思います。

原因1:改善方法がわからない

1つ目は改善方法がわからないことです。

例えるなら、頭頂部がハゲてきたことを知覚しながら「どうすればフサフサになるんだ…」と頭を悩ませているような状態です。

  • 問題点←なんとなくわかる
  • 改善方法←どうすればいいのかわからない

これだと的を射た発言は難しいですよね。

原因2:ゴールがない

2つ目はゴール(理想)がないことです。もしくは問題視していないと言い換えてもいいですね。

改善とは現状と理想のギャップを埋めることですから、理想が無ければ改善のしようがありません。

これは頭頂部のハゲに気づいていないか、気づいていながら「まあいいや」となっている状態です。

つまり改善提案が思いつかないのは

  1. ゴールがない
  2. 自社内部のどこが悪いのかわからない
  3. だから改善点が思いつかない

となっている可能性が高いです。

ここまでをまとめると、改善提案とはゴールを決めて改善方法を考え出すことだと言えます。

仕事の改善点の見つけ方

改善点を探すための優れたフレームワークをご紹介します。

ズバリ「ボトルネックを探せ!」です。

それでは解説していきますね。

ボトルネックとは?

ボトルネックとは、アウトプットを制限するもののことです。

砂時計の「細い部分」がまさにボトルネックです。

仕事でも、業務や生産量を制限するものを「ボトルネック」と言います。

もしボトルネックを排除したら?

砂時計の「細い部分」をなくせば一瞬で砂を下に落とせますよね。

「上の砂を下に落とす」が仕事なら、この先ずっと楽勝です。

あなたの仕事はいつだって「ボトルネックをなくす」であるべきです。ダラダラと1粒ずつ下に落とすことではなく。

改善点ではなくボトルネックを探そう

改善点を探すよりもボトルネックを探す方が簡単ですし効果的です。

理由は後述しますが、改善点を探しても意味がないことがよくあるからです。

例えば全く売れない営業マンが心理学の勉強に励んだとしましょう。

彼は100時間勉強しました。
教えの通りに実践しました。

なのに売れません。それどころか人間味がなくなってもっと売れなくなりました。

なぜだろう?
何がいけないんだろう?

自暴自棄になった彼は長い髪をバリカンで刈り上げていい加減に営業しました。

するとなんと、すんなりと売れました。

ボトルネックは「お尻まで届く長髪」だったわけです。

お客さんは彼が座った時に床に広がる髪に意識が奪われてプレゼンを聞いていなかったのです♪

これが改善とボトルネック排除の違いです。ボトルネックを無くせば1撃で効果が出るとだけ覚えておいてください。

あなたが営業マンでも、事務員でも、組立作業員でも、マネジャーでも、自営業者でも…どんな職業でも、ボトルネックの発見&排除は必ずあなたの助けになります。

仕事の目標=ボトルネックを見つけて無くす

どこを探せば見つかる?ボトルネックの3つの特徴

ボトルネックは特徴を知っておくと見つけやすいです。

ボトルネックの3つの特徴
  1. ボトルネックが全体のアウトプットを決定する
  2. ボトルネック以外の改善はすべて無駄である
  3. ボトルネックは移動する

順番に解説しますね。

特徴1:ボトルネックが全体のアウトプットを決定する

1つ目の特徴は、全体の成果はボトルネックに依存するという点です。

例えば3名の作業者が分担して1つの製品を完成させるとします。

1日の生産数は以下の通りです。

  • Aさんは20個
  • Bさんは15個
  • Cさんは10個

=全体の生産数は「10個」

このケースだと、Cさんが全体の成果を決定しています。

したがって、Cさんに便利な工具を与えることが意味のある「改善」となります。

特徴2:ボトルネック以外の改善は全て無駄である

2つ目の特徴は、ボトルネック以外を改善しても無駄という点です。

考えてみると明らかですが、Cさん以外を改善しても生産高は「10個」のままですよね。

社長

社長

先月の2倍生産したら、特別ボーナスを支給するぞ!

このような施策を打っても効果は薄いです。

  • できる人はやる気次第で成果を増やせる
  • できない人の問題点はやる気ではない

つまり、ボトルネックに直接アプローチしない施策はすべて無意味なんです。

特徴3:ボトルネックは移動する

3つ目の特徴は、ボトルネックが消えることはないという点です。

例えば、Cさんの生産数が20個になれば、今度は15個のBさんがボトルネックですよね。

仮に全員20個になったとしても、30個にできない理由は「ボトルネックがどこかにあるから」です。

言い方を変えると、改善すべき箇所は必ずあるということです。

だからこそ、仕事の目標は「ボトルネックを探せ!」で統一するべきだとぼくは考えます。

全員がボトルネックを探せばあっという間にビジョナリーカンパニーの出来上がりです!

改善からボトルネックへ。よくわかる実例集

職場の改善点の例として、有名企業やぼく自身の体験をシェアしますね。

ボトルネックを探し続けた企業「Amazon」

「ボトルネックを探せ!」はやみくもに改善を探すより100倍優れています。

なぜなら革命が起こるからです!

具体例としてAmazonのすごいところをご紹介しますね。

Amazonのここがすごい!

Amazonって注文した翌日には商品が届きますよね。

翌日どころか、わずか12時間で届くこともあります。

不思議に思いませんか?
仕組みはこうです。

翌日に商品が届く理由

地域ごとに「その商品がどれくらい買われるか」が予測されていて、近くの保管場所にすでに届いている(特許)

ボトルネックを理解しているからこそのアイデアですよね。

仮に「改善」を意識したら…

  • 処理速度が速いCPUを導入
  • 在庫から素早く取り出せる管理体制を構築
  • 作業者を教育してスピードアップ

このようにありきたりなアイデアしか出ないと思います。

注文を受けてから動くと、どうしても数日はかかる。ここが「ボトルネック」だな。この数日間のムダを無くせないものか…

つまり最大の問題に集中するからこそ、革命のような変化を起こせるのです!

他にもたった2クリックで決済できたり、段ボールがたたみやすかったりしてすごいですよね。

詳しく知りたい方は『ザ・ゴール』を読もう!

ボトルネックは『ザ・ゴール』という本でガッツリ学べますよ。

パン

パン

不景気な工場に潜む数々のボトルネックを解消してV字回復させる物語です。

面白すぎてあっという間に読破しました!

【体験談】ボトルネックを意識したら、引き抜きのオファーを受けました

でも、こうは思いませんか?

業務内容が決まっていたら実践できないのでは?

たしかに、工夫する余地がない業務もありますよね。

しかしそれでも、この考え方は全ての仕事で使えます。

なぜならボトルネックは頭の中にもあるからです。

体験談:「使えないクズ」と思われていた頃(前編)

パン

パン

ぼくはこれまでずっと「使えないクズ」と思われていました。原因は「思考のボトルネック」のせいだと思います。

ズバリ「人生の目標」がボトルネックになっていたのです。

お金持ちになるのに、ラーメン屋のホール作業が役に立つだろうか?

投資で成功するのに、介護の仕事が役に立つだろうか?

役に立つわけがない!

結果として、かつてのぼくは自己中心のカタマリのような男でした。

体験談:「うちに来ない?」と言われました(後編)

ところが、現場系の会社に転職して生まれ変わりました。

キッカケは先ほどご紹介した『ザ・ゴール』を読んだからです。

パン

パン

(なるほど、生産性はボトルネックによって制限されるのか~)

ボトルネックという概念が面白すぎて、試してみたくなりました。

初現場は茨城県のとある旧ゴルフ場で、ソーラーパネルを設置することになりました。そこでさっそく「ボトルネック」を探してみたのです。

その結果…

  • 各作業員の強みを活かした配置をリーダーに提案
  • 作業手順を変更してタイムロスを大幅カット
  • ぼく自身がボトルネックにならないよう先手先手で行動

とりわけ「ボトルネックはどこだ!?」と考えている間、「人生の目標」がどうでもよくなっていました。

うわ、仕事が楽しい!

パン

パン

仕事が楽しいと感じたのはこのときがはじめてです(^^)/

それからしばらくして、引き抜きが起きました。

二次請け

二次請け

君、すごくいいね!うちに来ない?

少し悩みましたが、結局ぼくがいた四次請けの会社から二次請けの会社に転職しました。

入社してからわずか3カ月で転職し、あっという間に給料が月収16万→30万になったのです!

仕事を始めたばかりの方へアドバイス

もしあなたが入社したばかりの新人なら、こちらの目標が大変おすすめです。

新人が掲げるべき目標

先輩の負担を減らす

というのも、大抵の新人はボトルネックそのものです。
まずは自分自身をなんとかしましょう!

  • 率先して動く
  • 仕事をしっかり覚える
  • 元気よく返事するなど

ぼく自身がこうやって評価を得てきました。

先輩の負担を減らすことに専念すれば「あなた」というボトルネックが解消されます。

もっと知りたい方はこちらの記事もあわせてどうぞ。

ボトルネックを理解する5つのメリット

最後に「ボトルネックを理解するとこんなにもイイことがありますよ~」とお伝えして本記事を終えますね。

ボトルネックを理解するメリット
  1. 提案力が最強になる
  2. 自他共に無駄のない改善が可能
  3. 一瞬で有能になれる
  4. 組織の成長が止まらない
  5. 仕事上の悩みがすべてなくなる

それぞれ簡単に解説しますね。

メリット1:提案力が最強になる

改善提案するとき、「このアイデアは絶対に採用すべきです!」と自信満々に言えたらいいですよね。

ボトルネックという概念を理解していれば、

ココが生産性を制限しているボトルネックなので、改善しましょう!

と力強く説得できますよ!

メリット2:自他ともに無駄のない改善が可能

加えて、周りの人のよくわからない意見も

それってこの問題(ボトルネック)と関係ないと思うのですが、なぜそれをするのですか?

という感じで一蹴できます。

ボトルネック以外の改善は無駄だからです。

自分だけでなく周りの人も「意味のある仕事」をさせられるのは、ボトルネックを理解していればこそです。

メリット3:一瞬で有能になれる

ほとんどの人は、与えられた仕事を処理しただけで「仕事した」と思っています。

そんな中、あなただけがボトルネックを探し続けたら、どうなると思いますか?

あなたはいずれ組織を飛躍させます。間違いなく「有能」と思われますよ。

メリット4:組織の成長が止まらない

ボトルネックを排除し続ける組織は必ず飛躍します。

既にお伝えしましたが、Amazonの決済システムはたった2クリックで済みますし、注文してからわずか12時間で商品が届きます。

まさにボトルネックを解消し続けた結果ですね。

Amazonに勝てる通販サイトは今後も現れないと思います。

メリット5:仕事上の悩みがすべてなくなる

仕事中はボトルネックを探すことだけ考えればOKです。

人間関係でトラブルが起きても、利益と関係ないなら無視すればいいんです。ボトルネックになっている人にのみ対策すればいいんです。

実際、ぼくは転職後すぐにリーダーに任命されたのですが、この考え方で人に指示していました。

  • 誰と誰を組ませるか
  • 自分に反感を持つ人をどう使うか
  • できない人にどんな仕事を任せるか

おかげさまでぼくの給料はグングン伸びて、最終的に月収45万になりました!

詳しく知りたい方は『ザ・ゴール』を読もう!(2回目)

くどいかもしれませんが『ザ・ゴール』は本当におすすめです!

倒産寸前の工場をV字回復させるサクセスストーリーなので、楽しく読めると思いますよ!

まとめ:めざせ!ボトルネック・バスター!

  • 改善点は候補があり過ぎて無意味になりがち
  • ボトルネックは無くせば1撃で効果が出る
  • ボトルネックがわかってる提案者は有能
  • 仕事の目標は「ボトルネックを探せ!」だけでOK

最後までお読みいただきありがとうございました。

ぜひ、いたるところで「ボトルネック」を意識してみてください。

ボトルネックと向き合えば、仕事がどんどん楽しくなるはずです!

ちなみにですが、どうせ仕事するなら「たくさん稼ぎたい」と思いませんか?

大きく稼ぐための3つの秘訣を懸命に書いたこちらの記事もあわせて読んでみてください。

あなたがますます幸せになることを願っています。

今回は以上です。

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勇者パン

勇者パン

【あなたの手取り年収を500万に!】というテーマで運営しています。20代半ばの頃、手取り月収16万が2年で45万になりました。仕事は肉体労働でした。
 現在は苦手意識が強かった営業に挑戦中です。「専門スキルがない人でも営業なら人生を打開できる」と思い、通信系の大手企業に入社しました(2022.11)。失敗談やどう乗り越えたかなどを発信していくつもりです!
 更新頻度はゆっくりですが、気長にお付き合いいただけるとありがたいです。

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