あなたは誰かを妬んだことがありますか?
素直に祝福できないどころか「失敗しろ」と念じてばかりいる自分。
そしてそんな自分に自己嫌悪する日々。
実は、ぼくもそうでした。
パン
ぼくは今30代です。この年になると知人・友人がメディアに取り上げられたり、大成功を収めたりということがよくあります。
「妬み」を感じている時は苦しかったですが、今では他者の成功を心から祝福できます!
そのテクニックは本記事で紹介しています。
という訳で本記事では、妬みについて徹底解説します。
本記事でお伝えする内容はこちらです。
- 人はなぜ誰かを妬むのか
- 妬みと嫉妬の違い
- どうすれば妬みから解放されるのか
本記事を読めば、あなたも妬みから解放されるはずです!
目次
妬みはとても身近な感情
突然ですが、実はぼく、SNSが好きじゃありません。
なぜなら、知人の成功報告が視界に入るからです。
【体験談】知人の成功報告を発見しました
ある日、Facebookに友達の成功報告があがっているのを見つけてドキッとしました。
見つけた瞬間、なんだか自分が否定されたような気分になったのです。
当時はこう思いました。
パン
立派な「成功者」じゃん。
ずいぶんと先に行かれたな…
ぼくもこれまで頑張ってきました。
でも失敗ばかりです。
詳しくはプロフィールをどうぞ。
このときは友人にどんどん先へ行かれしまうと思って絶望しました。
なぜ友の不幸を心から願うのか?(自己評価維持モデル)
心理学者テッサーによると、人を妬むのは自分を守るためだそうです。
テッサー氏は「自己評価維持モデル」を提唱しています。簡単に解説しますね。
人が妬みを感じるには、以下の3つの条件が必要だそうです。
- 自分と似ている
- 課題が同じ
- 相手のほうが優れている
要するに、関心のある分野でスゴイ人が現れると、ダメな自分を自覚してしまい自己評価が下がるということ。
「妬み」はスゴイ人を否定して自己評価が下がるのを防ぐための気持ちです。
「妬み」のイメージはこんな感じです。
お前も崖から落ちろぉぉぉ…ヒューン
妬みと嫉妬の違い
妬みと「嫉妬」は違うのでしょうか?
調べてみたので解説しますね。
嫉妬は「奪われる」
嫉妬は、自分にとって価値あるものが奪われると感じたときに抱く気持ちです。
あなたも自分の好きな人が別の誰かと仲良くしていたら嫉妬すると思います。
好きな人が奪われるという危機感が「嫉妬」です。
妬みは「ざまあみろ」
妬みは、相手が自分と同じ水準に落ちるのを望む気持ちです。
例えばアニメだと、貧乳の女の子が巨乳の子を妬むシーンがよくあります。でもこれは嫉妬ではありません。自分には関係がない(奪われない)からです。
でも自己評価が下がります。
同じ女なのに、どうしてこんなに差があるの…
できれば不幸な目にあってほしい。
ざまあみろと言いたい。
「妬み」は羨望の気持ちがベースにあります。
自己評価維持モデルを考察
ここで改めて自己評価維持モデルについて言及します。
というのも、納得いかない部分があるからです。
主張:自己評価維持モデルには「コレ」が足りない!
ぼくの主張はこうです。
「4.相手が利己的」が足りないのでは?
何が言いたいのかというと、
もし相手が「人に尽くすタイプ(利他的)」なら、妬みは感じないのでは?
とぼくは考えます。
きっとあなたも事業で成功した友人がものすごく良いヤツなら「成功して当然だ」と納得するのではありませんか?
相手が…
- 利己的←そんな相手に負けるって…
- 利他的←それなら報われて当然だ
ぼくたちが「妬ましい」と感じるのは、利己的な人に対して感じる不平等感が原因ではないか…これがぼくの主張です。
妬みを感じさせる相手も悪い
つまり、妬みを感じさせた相手側にも問題があるのではと思うわけです。
あなたも人を妬む自分を「醜い」とか「嫌い」とか思っていませんか?
あなたは「普通」です。
相手が「利己的に見える」だけなんです。
利己的な人を心から称賛するのは難しいです。
気休めかもしれませんが、自分の気持ちをもっと認めてもいいと思いますよ。
妬みから解放されるには
最後に、妬みを手放す方法をご紹介しますね。
人生は競争じゃない
妬みを無くすには、次の一文を受け入れるだけでOKです。
他人がどれほど前を進んでいようと、自分の歩みに集中する。
たったこれだけで、世界の捉え方がガラッと変わるはずです。
人生を「競争」と思っていると、自分より優れた人を見つける度に妬ましくなります。
ぼくが尊敬する成功者の1人であるジェームス・スキナーは、セミナーで「競合を見るな。お客様を見ろ」と大きな声でゆっくりと聴衆に語りかけていました。
ぼくはその教えを「人生」でやることにしました。
今では他人の成功や幸せが気にならなくなりました。
もしまた妬みを感じても、ぼくはきっとこう叫ぶでしょう。
競合を見るな!!
お客様を見ろ!!
競争から身を引くと、人生の悩みは激減する
実は、人生を競争で捉えると自信がなくなります。
誰かと自分を比較するといつか敗北を感じます。これが劣等感です。
なので人と比べるのではなく、自分の過去を「素材」として使ってみてください。
そうすれば過去の境遇・失敗・苦しみが「あってよかった」と思えるようになりますよ。
例えば恋愛で苦戦しまくった人は、失敗の経験を活かせます。本当に大切な人に正しく接することができたり、人に攻略法を紹介したりできるわけです。
『夢を叶えずゾウ』や『LOVE理論』を出版されている水野敬也さんが良い例ですね。
逆に人から妬まれたら?
ここまでは人を妬むのは自分でした。
では、自分が人から妬まれたらどうすればいいのでしょうか?
成功者は人からよく妬まれますよね。
ぼくも人から妬まれたことが何度もあるので、対処法をご紹介します。
対処法:良い人に徹するしかない
すでにお伝えした通り、良い人に対して妬むのは難しいです。
なので徹底的に良い人になりましょう。
ポイントは、妬んでくる人にとって良い人になることです。
例えばあなたが上司を妬んでいるとしますよね。
もし上司があなたの失敗の責任を全面的に引き受けたとしたら、妬みは感謝に塗り替わるのではありませんか?
- 旅行先で買ったお土産を渡す
- 会話はすべて同意し、とことん褒める
- 相手のやりたいことに全面的に協力する
ただし、妬んでくる相手にすり寄っていくのはシンドイです。
「嫌悪の返報性」で、悪意を向けてくる相手には嫌悪感を抱くのが普通だからです。
もしどうしても相手に近づけない、近づきたくないという方は、次の考え方がおすすめです。
人に妬まれたらこう考えよう
成功したら嬉しいですよね。
全力で頑張った結果ならなおさらです。
しかしながら、あなたの成功を見てネガティブな気持ちになる人は必ずいます。彼らは「面白くない」わけです。
- 嫌味を言ってくる
- 無視してくる
- 陰口される
あなたを攻撃するのは劣等感を何とかしたいからです。
もしかしたら知らないうちに相手を傷つけたのかもしれませんし、そうではないかもしれません。いずれにせよ、いくら分析しても答えは出ません。
なぜなら、その人の中にしか答えがないからです。
あの人が私に悪態をつくのはどうして?
何か悪いことしたのかな?
そういう時は、相手の課題と考えるべきです。相手が人として未熟で、受け止め方に問題があるのです。
そして「殺されるよりはマシ」と考えましょう。
悪態をつかれているうちは命を奪われる心配がありません!
世の中には悪感情を隠し続けていきなり殺してくる人もいます。
それと比べたら、妬みを態度に出してくれたほうがずっとマシです。
まとめ:競争をやめて、妬みを摘出しよう
- 妬みはとても身近な感情
- 妬むのは自己評価が下がるのを防ぐため
- 嫉妬は危機感。妬みは羨望。
- 競争をやめると妬まなくなる
人を妬む自分が嫌い。
だって、醜いから。
人を妬む自分に気づいたら思い出してください。
競合を見るな!
お客様を見ろ!
自分の人生に集中すれば、周りの人がどれほど先に進んでいても気にならなくなります。
どうかあなた自身を大切にしてくださいね。
今回は以上です。