20代前半の頃、世界一人旅に挑戦するかどうか迷っていました。
パン
「行ったらどうなるの?死ぬのでは?」と考えてばかりいました。
ところが、たった一言の「勇気が出る言葉」で決断できました!
そういう訳で今回は、たった一言で勇気が出る魔法の言葉をご紹介します。
その言葉とは「なんとかなる」です。
この言葉を口癖にするだけで、バンバン決断してガンガン行動できるようになりますよ!
目次
勇気が出る言葉「なんとかなる」はマジですごい!
世界一人旅のおかげで「なんとかなる」を会得できました。
旅は約1年ほどでしたが、この一言のおかげで本当に特別な旅になりました。
- 約1年間で使ったお金はたった20万円台
- ホテル使用回数12回
- ほとんど現地の人の家に泊めさせてもらった(+食事付)
- 生まれて初めてストリートナンパに挑戦した
- 観光はまったく興味がなかった
- でも現地の女の子がいろいろ紹介してくれた
本記事でお伝えしたいことは、あなたも「なんとかなる」で人生が大きく変わるということ。
「~したらどうしよう」という不安を打ち消すこの言葉は、まるで魔法です。
もしあなたがこの言葉を知らないままでいたら、どうなっていたのか?
世界一人旅に挑戦する直前のエピソードを赤裸々に紹介するので、読みながら想像してみてください。
エピソード:情けない2人の分岐点
ぼくが21歳の頃、同い年の友人「翔(しょう)」とよく一緒にいました。
翔は成功者を目指す好青年で、いろいろなセミナーに参加していました。
セミナーだけでなく、自己啓発本を2冊も持ち歩いていたり、バイトで貯めたお金で年間100万円以上もする株の学校に通っていたり、彼の行動力はとてもすごかったです。
そんな彼とぼくの価値観はとても似ていて…
だからこそ、あの悲劇が起きたのだと思います。
土壇場の裏切り
ある日、ぼくは思いました。
「世界を旅することは、やはり必要なステップだな」
実は、前々から翔と「世界を旅すれば大きく成長するよね」と話していたのです。
それで「やはりやるべき」と思ったわけです。
大きな事を成し遂げるには、大きな自信がないと。
そう思って、翔に聞いてみることにしました。
翔がいつも通りバイト後にぼくの部屋に寄ったので、ぼくは彼をイスに座らせて、熱を込めて言いました。
パン
世界、旅しよう
…え?
一緒に世界を旅しよう。
このシンプルな提案に、彼なら「やってみるか!」と言ってくれると思っていました。
でも実際は、1時間も説得し続けることに…
「挑戦したい」はウソ?ホント?
苦笑しながら「できない理由」を次から次へと並べ立てる翔。
- バイトがあるし
- お金がないし
- 彼女がいるし
- 家族が心配するし
対するぼくは「こうしたらいいのでは」とアイデアを出し続けました。
- 帰ってきたらまたバイトすればいいよ
- 3カ月後なら、お金用意できない?
- 1~2カ月の旅なら、彼女もOKでは?
- 家族に「世界を旅したい」と伝えてみたら?
ぼくが提案したときは夕焼けがキレイで、部屋の電気はつけていませんでした。
それがまさか1時間も説得することになるなんて。
すっかり暗くなった部屋の中、彼は言えることがなくなったのか、黙ってうつむきました。何を言うべきか考えているのでしょう。
しばらく待つと、翔はゆっくりと顔を上げました。暗くてよく見えないのに、彼の表情がハッキリとわかりました。
泣くのをこらえていたのです。
そして涙声で、途切れ途切れにこう言いました。
- 行ったことないし…
- 何があるかわからないし…
- 死ぬかもしれないし…
そしてとうとう、ポタリ、ポタリと涙がこぼれ落ちたのです。
そんな彼に、ぼくは。
「でも、旅に行けば人生変わるぞ」
と、最後までプッシュし続けたのです。
この日、ぼくたちの関係に亀裂が入りました。
別の日にもう1度会ったのを最後に、彼とは連絡がつかなくなったのです。
パン
彼は「意気地がない」という意味で、ぼくは「思いやりがない」という意味で、情けない2人でした。
彼は「現状維持」を選んだだけ
翔は「心から行きたくなかった」のか。
それとも「行きたいけど怖くてできなかった」のか。
答えがどちらでも「これまでの日常」を選んだことに変わりはありません。
安心領域の中に留まることを選んだ。それだけです。
人生は「虎穴に入らずんば虎子を得ず」なところがあります。危険を冒さないと大きな成功は得られないという意味です。
キビシイことを言いますが、安心領域の中でどれほどセミナーに足を運び、どれほど自己啓発本を読んでも、それだけだと意味がないのです。
そうやって学んだことを「安心領域の外へ出る」ために使わずして、いつ実践するの…とぼくは思います。
ケタ違いの不安に挑め!
そんなわけで、ぼくは1人になりました。
ぼくはまだ「世界を旅する」つもりでいましたが、「世界二人旅」と「世界一人旅」は不安の大きさが段違い!
不安の大きさを表現すると、こんな感じです。
世界二人旅:コップ1杯分の不安
世界一人旅:琵琶湖1杯分の不安
正直、思いましたね。
翔はなんで「世界二人旅」でそこまで怯えることができたの?
「世界一人旅」、
ヤバいんだけど!!
怖すぎて、半年くらい悩み続けました。
不安を乗り越えた瞬間
半年間、ずっと悶々としていました。
「世界、旅しなきゃ。ありふれた人生で終わるなんてイヤだ」
ずっと、ずっと、考えて。
そしてある日突然、閃きました。
もういい、
なんとかなるわ!
「なんとかなる」を会得した瞬間でした。
このセリフを唱えてから5分以内に「世界一人旅」を決断し、それからは「歯車がかみ合った」ような早さと力強さで行動できました。
すぐに住んでいた部屋を解約して、決断から1カ月以内にマレーシアへと旅立ったのです。
ついに始まった世界一人旅は本当にすばらしくて、何度も心の中で叫びました。
これぞ人生!!
あなたの人生を面白くできるのは、あなただけですよ。
まとめ:勇気が出る言葉「なんとかなる」を口癖にしよう!
怖くてできないときは「なんとかなる」とつぶやいてみてください。必ずや気持ちの変化を感じるでしょう。
もしかしたら「それでも行動できない」という人もいるかもしれませんね。
それは、本気で「なんとかなる」と思っていないのです。
そんなときは「繰り返し唱える」ことで行動できるようになりますよ。口癖にできたら完璧ですね!
人生は本当になんとかなるのですから、やりたいことをやったらいいと思いますよ。
今回は以上です。