突然ですが、どんな人が職場でポンコツになるのでしょうか?
能力・思考力が足りない人?
実は、スキルやIQが原因ではありません。
本当の原因は人の反感を買ってしまっていることなのです!
何なのアイツ、本当に使えないわね…
いちいち指示しなきゃ動けないのかコイツは…
コミュ力が高いとそれだけで可愛がられます。
でも周りの人の「こうして欲しい」をくみ取れないと、あっという間にポンコツ扱いです。
そして職場に居場所がなくなります。
こうなると萎縮してさらに能力を発揮できなくなりますよね。
これがポンコツ・メカニズムです!
この状況を打開したいと思いませんか?
でしたら、こうしたポンコツ扱いから抜け出して、会社で最も頼られるようになったぼくの話をぜひ聞いてください!
パン
ぼくはどの職場でもポンコツ扱いでした。ところが、ある日突然変わりました!
- 20代半ばで現場系の会社に転職
- 入社3カ月で引き抜かれた
- いきなりリーダー就任
- 引き抜きで月収16万→30万
- 2年後には月収45万
人間関係や無能感でお悩みの方は、状況を一変させる大きなヒントが得られるはずです!
目次
ポンコツから一流へ。仕事が辛いものじゃなくなった話
まずは、ぼくがポンコツから抜け出したときの話からさせてください。
パン
少し長いですがぜひお付き合いください!
【エピソード1】仕事を転々と変えていたポンコツ時代
20代前半の頃の話です。
当時の仕事に対するイメージは「自分=歯車の1つ」でした。
組織に組み込まれるとすべてが勝手に回っていく。
ただし、自分が歪んでいるとうまく回らない。
ギシギシと異音を出して、結局はじかれる。
ぼくがまさにそうでした。
何やってるのっ?!ホント使えないわね!!
当時は自転車で片道40分の病院で介護の仕事をしていました。
介護を選んだのは「自分に向いている」と思ったからです。
でも同僚のおばさん軍団は「このポンコツが!」というオーラをぶつけてきます。
この時もベッドシーツを交換してたら先輩のおばさんが病室に入ってきて、いきなり怒られました。
パン
(患者さんの前で怒鳴るとかありえないだろ!)
と思ったのですが、きっとぼくが間違っていたのでしょう。
というのも、他の職場でもこんな感じだったからです。
ポンコツから抜け出すにはどうすればいいの?
このときも理由がわからないまま、半年で辞めました。
【エピソード2】最強の切り札
24歳で介護から現場系の会社に転職しました。ヘルメットをかぶって土にまみれながら体を酷使する毎日です。
本当はイヤでしたが自分に「ふさわしい」とも思いましたね。こんな自分なんて、という感じで。
初現場は旧ゴルフ場で、ソーラーパネルをひたすら建設しました。
このとき会社は四次請けで、二次請けの社員さんの指示に従っていました。
当時は消費者金融の借金100万円を早く返済したくて休日も働きました。
パン
40日も連勤してへとへとでした。
それはそうと、休日は二次請けの社員が不在で指示を出す人がいません。それでも休日に働けたのは、一次請けのスペイン人が出勤するからです。言葉はわかりませんが、身振り手振りで仕事を教わりました。
それがまさか「強み」になるなんて。
あるとき、二次請けの社員が作業について悩んでいたので意見を述べたんですね。
すると、こう言われました。
二次請け
君に同意してもらえると安心して作業できる!
一次請けのスペイン人と一緒に仕事していたからだと思いますが、最強の切り札のように扱ってくれたことがすごくうれしかった!
それからというもの「あ、なんか違う」と感じることが多くなりました。あいさつすると、誰もが体をまっすぐこちらに向けて笑いかけてくれるのです。
このときに仕事のイメージが大きく変わりました。
「喜ばせる・期待に応える」が本当の仕事なんですね。
振り返ってみれば、これまでの考え方がおかしかったのです。歯車のようにただそこにいればいいと思っていたので、気づけば職場のみんなから反感を買っていたのです。
このような出来事があり、入社3カ月で二次請けに引き抜かれました。しかも次の現場からはリーダーとしてチームを預かりました。
そのまま楽しく仕事していたら月収16万は2年で45万になりました。
職場でポンコツになる人の3つの特徴
ポンコツは周りの反感を買っています。能力の問題ではありません。
その証拠に、ぼくは働く姿勢を変えただけで大きく報われるようになりました。
そこでまずはポンコツの三大特徴をご紹介します。こういう人が周りの反感を買っているのです!!
- 仕事の目的が間違っている
- 誤魔化したがる
- 自信がない
1つずつ解説しますね。
特徴1:仕事の目的が間違っている
ポンコツは周りの人の想いや考えをくみ取れません。
要するに、気が利かないのです。
- 観察力がない
- コミュニケーション能力が低い
- 今何をすべきかがわからない
こうなる原因は、仕事の目的が仕事以外にあるからだと思います。
例えばFXに夢中な人は市場の動きが気になって仕事に集中できません。人の顔色ばかり窺っている人も「人にどう思われるか」で仕事するので判断基準がブレブレです。
1番ありがちなのは「自分の給料しか考えない人」です。
大して貰ってないからそこまで仕事したくない。
こういう人は仕事に注力しません。
テンションが低くて声が小さい居酒屋のバイトくんが良い例ですね。
特徴2:誤魔化したがる
ポンコツな人ほどできない自分を隠そうとします。
職場で居場所を失うことを恐れているからです。
ですがかえって味方を失います。
仮にあなたの職場に40代の新人が入ってきたら、どちらと仲良くなりたいでしょうか。
A
そうすればいいんですね!
勉強になりました!
B
ええ、言われなくてもわかっています。
知ってました感を出すBは「やっぱりわかってないじゃん」と言われるのが怖くて上司に質問できないんですよね。
誤魔化してばかりいる人は結果として…
- やり方を教えてくれる人がいなくなる
- 誰も仕事をフォローしてくれない
- 説明が不十分なまま仕事を任せられる
そしてどんどん「ポンコツな自分」へと追いやられてしまうのです。
特徴3:自信がない
仕事に自信がない人もポンコツ扱いされやすいです。
特徴はこんな感じです。
- 気づけば人の顔色を窺ってばかりいる
- できない自分をつい隠してしまう
- ホウレンソウをしたがらない
- 曖昧な発言で誤魔化そうとする
- 責任重大な仕事は絶対にしたくない
ポンコツなりにプライドを守るのに必死なんです。
ではどうしたら仕事で自信がつくのでしょうか?
次は、自信をつけてポンコツから抜け出すための方法をご紹介します。
ポンコツ扱いから抜け出すための3つの方法
成功者になりたくて自己啓発本を読み漁る人は多いですよね。ぼくもそうでした。
でも自分で経験してわかったのです。
- 今を楽しむ
- 人から感謝される
- 人から期待される
この3つが揃うと仕事がとても楽しくなります!
ポンコツだから仕事が辛いのではなく、仕事がつまらないからポンコツになるんです!
1つずつ解説しますね。
方法1:今を楽しむ
今を楽しむほど、心が速くなって処理能力が向上します。
…意味がわからないですよね。
この場でお話しするより「今を楽しむ」について深く掘り下げたこちらの記事を読んでみてください。
上の記事では、唱えるだけで要領が良くなる「天国言葉」を紹介しています。
方法2:人から感謝される
ポンコツから脱出するのは、実は簡単です。
人に感謝されるように動けばいいだけです。
逆に言えば「感謝されないやり方・在り方」ではダメなんです。
例えば友達が保険の営業を始めたとして、あなたのことを一切考えずに勧誘してきたらどうですか?
ポンコツ
最近保険の営業始めたんだ。まだ入ってないならぜひうちの保険に入ってよ。
こいつ、知らない人にどう営業するつもりなんだ…?
という感じですよね。
では、こう言われたらどうでしょうか。
エリート
君に万が一があったら家族はどうなると思う?
愛する家族のために保険に入ってあげて。手伝うからさ。
印象が良くなりましたね。どう見てもポンコツではありません。
あなたも「感謝されるように」仕事してみてはいかがでしょうか。
方法3:人から期待される
「スゴイやつ」と思われたらつい頑張ってしまいませんか?
この現象は心理学用語で「ピグマリオン効果」と言います。
ピグマリオン効果とは?
ピグマリオン効果とは、1960年代にアメリカの教育心理学者ロバート・ローゼンタールが発見した心理効果で、一言で言うと「期待が現実化する」というものです。
実験結果を簡単に説明すると、実際には生徒の能力に差はなかったのに、教師が優秀と思い込んで指導した生徒の成績だけがグーンと上がりました。生徒は先生の期待に応えるために勉学に励んだのです。
パン
ぼくの引き抜き&昇進はピグマリオン効果によるものです!
ではどういう人が期待されやすいのか知りたいと思いませんか?
ここからは、人から期待されやすい人が無意識に押さえているコツについて詳しく解説していきます。
ポンコツで仕事が辛い人に伝えたい3つのコツ
ポンコツから抜け出すためのコツをぼく自身の経験からピックアップしました。
- 人の役に立つことを信条とする
- 「意識の焦点」をプラスにする
- お金よりも強いモチベーションを持つ
それぞれ解説しますね。
コツ1:人の役に立つことを信条とする
ポンコツ扱いから脱出するには周りを「実は優秀?」と思わせていくしかありません。
そのための指針が「人の役に立つ」です。
誰だって仕事中に「次はこうしよう」とか「この問題どうしよう」とかいろいろ考えています。
このときポンポンと肩を叩いて「手伝おうか?」と言ってあげたら、相手はどう感じるでしょうか?
ぜひ覚えておいてほしいのですが、与えられた仕事だけが「仕事」ではありません。
周りの人をフォローすることも立派な仕事であり、これができる人は絶対にポンコツではないのです。
コツコツと人の役に立っていれば、底辺から抜け出せるどころかトップにだってなれますよ!
コツ2:「意識の焦点」をプラスにする
仕事がうまくいかない人ほど「ミスしたくない」「怒られたくない」と思っています。つまりマイナスを意識しているのですが、実はこれがよくないのです。
例えば「赤を見てはいけない」だと、かえって赤ばかり意識してしまいますよね。
すると赤色(不幸・失敗など)を引き寄せてしまいます。
そういうときは「青を見る」と言いましょう。
青に集中していれば、ずっと幸せでいられます。
これと同じで「怒られないように」を「喜んでもらえるように」に変えましょう。
そうすれば良い結果を引き寄せられますよ。
コツ3:お金よりも強いモチベーションを持つ
意外なことに、お金は快楽が弱いです。
例えば小さな子供に好きなように絵を描かせて、完成したらご褒美でお金をあげるとどうなると思いますか?
なんと、子供は絵を描かなくなります。実際にそういう心理実験があります。
パン
大人も「お金のため」以上の何かがないと、出勤と帰宅を繰り返すだけのつまらない毎日になりますよね。
ポンコツだから仕事が辛いのではありません。
仕事がつまらないからポンコツになるのです!
反対に人にほめられたり期待されたりすると、もっと頑張りたくなるものです。
そしていつの間にか有能な人材になってしまう!
このように仕事そのものを「楽しむ」ことがとても大切です。
「給料1番」はNG
なぜなら、職場に居場所がなくなる1番の原因だからです。
例えば、ぼくが現場仕事をはじめる前はこのように考えていました。
- もっと給料あげろ
- もっと楽させろ
- 急に呼び出すな
- こっちの都合を考えろ
ですが「同じ給料なら省エネのほうが得」という考え方は間違っていました。考えてみると、自分が省エネした分は周りの負担になっていますよね。これでは、職場に居場所がなくなるのも当然です。
まずは会社の利益のために働きましょう。自分の給料はその後です。
すると会社はあなたを「人財」として扱ってくれますよ。
少なくとも「誰よりも組織に尽くすから組織のトップになれる」のは間違いありません。
まとめ:有能になりたいなら人の役に立とう!
- 人の反感を買っているからポンコツになる
- 誰かを喜ばせるために仕事しよう
肉体労働を始めたばかりの頃は工具の名前すら知りませんでした。「ペンチ持ってきて」と言われるとニッパーと間違えないかいつもビクビクしていたほどです。(ペンチとニッパーは形が似ています)
それでも期待されたのは、働きまくって組織に尽くしたからです。それでピグマリオン効果が働いて、グングン成長して、ポンコツ扱いから「立派なリーダー」にまでなれました。
このように「こいつはすごい奴!」と信じてもらえたらポンコツではいられなくなります!
ちなみにですが…
今回は底辺から抜け出す方法をご紹介しましたが、上層にいるたちは普段どんなことを考えているのか、知りたいと思いませんか?
大きく稼ぐ人が必ず意識している3つの秘訣を紹介しているこちらの記事もあわせてどうぞ。
正しい道に進めば、急がなくても必ず報われます。
どうかあなたが楽しい人生を送れますように。
今回は以上です。