新入社員
こっちはまだ新人なのに!
この仕打ちは理不尽過ぎる!
あなたも入社したばかりで酷い扱いを受けているかもしれませんね。
- なぜ新人いびりをするの?
- この仕打ちはいつまで続くの?
- どうすればいい?対処法は?
今回は以上の疑問についてお答えしたいと思います。
結論から言うと、新人いびりは「お互いにとって必要な儀式」なんですね。その理由について解説していきます。
パン
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本記事を読めば、新人いびりをポジティブに受け止められるようになるはずです!
目次
新人いびりはなぜ起こる?
まずは1番気になる「なぜ起こるのか」について解説していきますね。
新人いびりはデメリットだらけ?
常識的に考えると、新人に多大な負荷をかけるのは「デメリットが多い」ですよね。
- せっかく採用した新人が育たない
- 新人が辞めてしまう
- 会社の口コミに悪評が立つ
それでもイジメてくる連中は頭が悪い・性格が悪いと判断しても仕方がないでしょう。
でも実は、新人いびりには上記のデメリットを凌ぐメリットがあるのです!
新人いびりにはメリットありと判明!
そのメリットは何かというと、ズバリ「組織への忠誠心が大きく育つ」です。
なぜなら、人は試練を乗り越えるとその対象に価値を感じてしまう心理メカニズムがあるからです。
1959年に発表されたある研究結果がこの心理を証明しています。
エリオット・アロンソンとジャドソン・ミルズの研究結果
まず、被験者に「つまらなそう、価値がなさそうな集団」に参加してもらいました。
ですがこのとき、
A 非常に困難な加入儀礼を与える
B 楽な加入儀礼を与える
C 加入儀礼なし
というパターンを作りました。
その結果、加入儀礼が過酷なほど「この集団は自分にとって価値がある」と考えるようになったのです。
つまり、人は何かを得るために苦労すると「価値がある」と感じてしまうということですね。
どの部族も「新人いびり」を採用している
実験だけでなく、現実の世界でも「新人いびり」の実用性が確認できます。
例えばほとんどの原住民族が「大人になるための儀式」を子供に施すという事実をご存知でしょうか?
この儀式はとても過酷です。よく死者が出るほど過酷です。
- 高台から飛び降りさせる
- 危険な害獣を狩らせる
- 1週間以上飲まず食わずで閉じ込める
日本なら「児童虐待」ですね。。。
でも不思議だとは思いませんか?
原住民族は電話もインターネットも使えません。遠い地域に住む別の部族に「そっちは子供をどんな風に扱ってるの?」なんて聞けないわけです。
にもかかわらず、どの部族でも子供に過酷な儀式を与えます。例外はほとんどありません。
死者が出ても「新人いびり」を続けるワケ
子供は貴重な資源かつ財産のはずです。にもかかわらず「死ぬことになっても儀式を受けさせる」のは、そうしないと全滅の恐れがあるからではないでしょうか。
これはぼくの想像ですが、大人の一員になるためにはまず「自覚」が必要だったのかなと思います。
原住民族は大自然の中で生活しますから、きっと飢饉や害獣といった危険にたくさん遭遇すると思います。
このとき、年齢的には大人でも中身が子供だと対応できないのではないでしょうか。具体的には死をいとわずに危険に立ち向かったり、子供に率先して食料を与えたりとった自己犠牲ができない気がしませんか?
だからこそ、大人になるための儀式を施すことで組織への忠誠心を高める狙いがあるのだと思います。
実際「加入儀礼が過酷なほどその部族の結束は強まる」という研究結果もあるそうです。
ちなみにですが、これらの研究結果は著書『影響力の武器[第三版]』が出典元です。本記事は本の内容と完全一致しないように書いているので、この記事面白いな~と思った方は原文を一読されることをおすすめします。
新人をいじめるのはなぜか?まとめ
ここまでの話をまとめると、新人いびりは組織への忠誠心を高める効果があるということです。
- 加入儀礼が過酷なほど組織を好きになる
- ほとんどの組織が加入儀礼を採用している
なんとなく納得できません!
理屈でイジメているとは思えない!
気持ちはわかります!
ここまでの解説では「新人いびりのメリット」を取り挙げましたが、イジメてくる人たちは単純に「新人の人柄」を見たいだけです。
- この仕事辞めないかな?
- 最初のうちに試練を与えておこう
- ガッツがあれば乗り越えられるはず
要するに、新人をいじめるのは「お互いのため」なのです。
- 組織は続かない人材にコストをかけずに済む
- 新人は自分の覚悟が本物かどうかがわかる
- 乗り越えたら「ここが自分の居場所」と思える
つまり「新人いびり」は否定するのではなく乗り越えるべきものなんです。
新人いびりはいつまで続くのか?
次は「いつまで続くのか?」について経験則でお答えします。
ズバリ「MAXで3カ月」です。
根拠は3つあります。
- 3カ月もあれば仕事を一通り覚えられる
- 多くの企業が試用期間を3カ月に設定している
- 3カ月以内に辞める人が多い
もし3カ月以上も理不尽な扱いを受けているとすれば、それは新人だからではなく「本当に使えないヤツ」だからでしょう。
仕事を覚えれば見返すチャンスが何度もあるはずです。そのチャンスを活かせないのは仕事に向いていない可能性が高いので転職したほうがいいかもしれません。
「自分は無能かもしれない」と思った方はこちらの記事も読んでみてください!
新人いびりから抜け出す方法
最後に、新人いびりをやめさせる方法をお伝えしますね。
一貫性を示すべし
簡単に解説しますね。
相手は「信用」したがっている
新人をいじめるのは信用したいからです。
新人を「弓矢」に例えてみましょう。無人島で弓を作る自分を想像してみてください。
まずは木の棒を限界まで曲げて「折れないかどうか」をチェックして、それから弓にしませんか?
最初にチェックしておけば完成後に折れてガッカリするリスクが減りますよね。
新人いびりもコレと同じで、仕事や職場の環境に耐えられるかどうかをチェックしています。
- どのような人柄か
- 良い仕事をする気があるか
- 何があっても辞めないか
要するに「信用に足る人物」かどうかを知りたいのです。
この背景を理解すれば、新人いびりをやめさせる方法は自ずと見えてきます。
いかにして「やる気」と「改善」を見せるかがカギ
いじめてくる人を心変わりさせる1番の方法は「こいつなら一緒にやっていける」と思ってもらうことです。
そのためには次の2点を意識してみてください。
- 明るい態度で「やる気」を示す
- 教わったことを吸収して「改善」を示す
新人
つまり「教え甲斐のある新人」になればいいんですね!
そうなんです。扱いが酷いからといって、ふてくされてはいけません。
「教えてくださりありがとうございました!」と元気よく返事して改善すれば新人いびりから脱出できます。ぜひ実践してみてくださいね。
本記事は「新人いびりが起こる理由」を解説する記事なので、解決策をもっときちんと知りたい方はこちらの記事をおすすめします!
まとめ:新人いびりの後は熱い展開が待っている!
- 新人いびりは加入儀礼と同じ
- 加入儀礼は組織への帰属意識を高める
- いじめはいつまでも続くものではない
- 突破するとその組織が大切に思える
本記事で紹介した「新人いびりから抜け出す方法」を実践してみてください。
「こいつは信用できる」と思われたらあなたの勝ち。その日から笑いかけてくれたり、多少のミスは許してもらえたりするはずです。
最後までお読みいただきありがとうございます!
今回は以上です。